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■朗読

北村有起哉 (きたむら ゆきや)
俳優
北村有起哉(きたむら ゆきや)- ピアニスト 役

1998年、舞台「春のめざめ」(TPT)と「カンゾー先生」(今村昌平監督)にて同時デビュー。その後、舞台、映画、TVと幅広く活動。これまでに38本の舞台、26本の映画に出演。主役・脇役、ジャンル、キャラクター、作品規模、時代性などの境界線に一切とらわれない表現力で、その振り幅の大きさを縦横無尽に体現している。さらに「SP」「トッカン 特別国税徴収官」、大河ドラマ「八重の桜」など、TVでもその独特な存在感で新たな表現に挑戦している。「CLEANSKINS/きれいな肌」(新国立劇場)にて、第7回朝日舞台芸術賞寺山修司賞、第15回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。
 
 

Character introduction
ピアニスト | 才能の無いピアニストだった男。町外れのバーで、ピアノを弾いて小銭を稼ぐ日々。ところが、ある日を境に、驚異的な能力を発揮し、作曲活動を開始、さらに超絶技巧を得て一躍時の人になってしまう。しかし、その一方で、彼の体は極限状態にあった。才能を手に入れたその裏には、何か秘密がある様子。精神的にとても繊細。ちょっと批評されると落ち込んで何も手に着かなくなってしまう程の小心者。反面、とても心優しく、精神科医とは子供の頃からの親友で、唯一の理解者でもある。

 
 

彩吹真央 (あやぶき まお)
女優
彩吹真央(あやぶき まお)- 夢の中の女 役

1994年宝塚歌劇団入団。繊細な演技力とのびやかな歌声を持つ男役スターとして活躍。宝塚版『エリザベート』では、フランツ、ルドルフ役などで出演し、深みのある役作りで高い評価を得た。『ファントム』では、キャリエールを演じ、豊かな歌唱力を披露した。また、宝塚初の男役ユニット「AQUA5」に参加、CDを発売し、TV出演やコンサート開催など幅広く活動した。現在は、ミュージカルや舞台を中心に活動しているが、コンサートやCD作成等の音楽活動や声優など様々なジャンルにも積極的に挑戦している。主な出演作品は『DRAMATICA/ROMANTICA』『モンティ・パイソンのスパマロット』『サンセット大通り』『シラノ』など。9月には『ロコへのバラード』の再演も決定している。
 
Character introduction
夢の中の女 | ピアニストの夢の中に現れる女。よく喋り、機転も利く。ピアニストにピアノの奏法と楽譜、そして安らぎを与える。自らを人であると頑なに信じ、幻想扱いされる事を極端に嫌がる。暗闇を恐れ、一人になる事を嫌う。ピアニストが起きている時は、真っ暗で何も無い空間で唯一人待ち続けなければならない。果たして正体は? 精霊? 悪魔? 天使? それとも他の何か?

 
 

米倉利紀(よねくら としのり)
歌手・俳優
米倉利紀(よねくら としのり)- 精神科医 役

1992年シングル「未完のアンドロイド」でメジャーデビュー。通算35枚のシングル、18枚のアルバム、26枚のDVDをリリース。代表曲は「Yes, I do.」「Love in the sky」「大丈夫っ!」など。年間を通して精力的にライブ活動を行っている。SMAP、和田アキ子、少年隊、KinKi Kids、TOKIO、宇都宮隆への楽曲提供など、作家としての活動も行っている。2008年より役者としての活動も始め、音楽界だけに留まらず幅広く活動中。代表作は「RENT」「Duet for One」「songs for a new world」など。
OFFICIAL WEBSITE:www.toshinoriyonekura.com
OFFICIAL TWITTER:@toshi_YONEKURA


Character introduction
精神科医 | 帝国海軍軍医であった父を持つ。代々医者の名門家系であり、本人も大変優秀な成績で学問を納め、将来を期待されていた…が。先頃の戦争で帝国空挺団に従軍した際、戦場で負傷した兵士達の治療を行ううちに、体よりむしろ心の傷の深刻さに気付く。除隊後、まだ未知の学問とされ、一部では詐欺師扱いまでされている臨床心理学も学び始める。全てにおいて理路整然としているが、同時に他人を見下したところもあり、言葉に棘もある。ウィットに富んでいて、大変饒舌、早口、嘲笑的。そんな医者が唯一心を許せる友が件のピアニストである。戦争が終わり、久しぶりに行ったコンサートで行方不明だったピアニストを見つける。それが全ての物語の始まりだった。


 

■演奏

飯田俊明(いいだ としあき)
ピアノ
飯田俊明 (いいだ としあき)

武蔵野音楽大学大学院ピアノ専攻修了。PTNAコンペティションDuo特級最優秀賞受賞。池田直樹、菊地美奈などのクラシック歌手だけでなくエスコルタ、ミネハハ、平原綾香、中島啓江、Jisongなどのヴォーカリストや、オカリナの本谷美加子、ジプシーヴァイオリンの古館由佳子、タンゴの喜多直毅、ジャズの北浪良佳などを演奏作編曲の両面からサポート。テレビ朝日アナウンサーによる朗読劇Voice3や、劇団四季「オペラ座の怪人」にも参加するなどマルチジャンルなピアニストとして活動している。作編曲家としても30枚以上のCDに作品提供。ドコモの携帯サウンドなどで知られた環境音楽作曲家小久保隆のアレンジャーとして活動を始め、天外魔境ジライヤ、ファンタシースターなどゲーム、愛知万博パビリオン、六本木ヒルズ時報、NHKみんなのうたやTVCM、映画(ピアノの森他)などのメディアに作品を提供している。最近の活動にはNHKみんなのうた「ゆらゆら」(今年放送)編曲などがある。

 
 

井上真那美(いのうえ まなみ)
チェロ
井上真那美(いのうえ まなみ)

フェリス女学院大学音楽学部器楽学科(チェロ専攻)卒業、 同大学ディプロマコース修了。2000~2005年、 同大学非常勤講座副手。 坂上領(fl)、伊藤志宏(pf)とのトリオ「piada」 では「GINZA INTERNATIONAL JAZZ FESTIVAL」(2005)に出演。 bootrecordより、1st album「繪本図書館」(2006)、2nd album「天球遊歩道」(2007)、3rd album「雪原夜想曲」(2012)発売。 kana(fl)、廣瀬みちる(pf)とのトリオ「マナカナミチル」では1st album「音の物語」(2012)発売。 また、由紀さおり 安田祥子 童謡コンサートツアー、ジム・ホール(g)クインテット with ロン・カーター(b)日本公演、World Orderツアーなどに参加。 フリーのチェロ奏者として、クラシック、ジャズ、ポップス、ボサノヴァ、ラテンなど、ジャンルにとらわれず幅広く活動中。